セルフコンパッション。結果

セルフコンパッションとは

セルフコンパッションとは、「あるがままの自分を受け入れる」ということです。

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「幸福感を高める」
 セルフ・コンパッションが高い人は、人生に対する満足感が高く、感謝の気持ちを多く持ち、楽観的な考え方ができる

「ストレスを減少させる」
 セルフ・コンパッションが高い人は、不安感やストレスが少ない傾向がある

「レジリエンスが高まる」
 セルフ・コンパッションが高い人は、困難の状況を乗り越えていく心の力であるレジリエンス(精神的回復力)が高い。

 参考文献:『ハーバード・ビジネス・レビュー』(2019年5月号)「セルフ・コンパッション・最良の自分であり続ける方法」p47を元に整理

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【セルフコンパッションの効用】

効用1
本当の自分に基づいて行動できる

効用2
メンタルが良好に保たれる

効用3
身体的な健康を維持できる

効用4
人間関係を良好にする

効用5
目標に向けて継続的に努力できる

効用6
困難な状況から再起する力が高まる

効用7
仕事のパフォーマンスが向上する

(石村 郁夫. 『ストレスに動じない最強の心が手に入る セルフ・コンパッション』)

セルフコンパッション診断の結果について

自分への優しさ

・高い方がいい
・平均点 2.77

自分の強み・長所を認め自分を慈しむこと

自己批判(*)

・低い方がいい
・平均点 3.27

失敗をした時に、自分のできなかったところに注目し、厳しい言葉をかける

共通の人間性

・高い方がいい
・平均点 2.87

「失敗や困難を経験するのは誰にでもあること」という逆境への肯定的な認識の仕方

孤独感(*)

・低い方がいい
・平均点 2.25

自分が苦しんでいるときに、他の人はそんな苦労はしていないと感じる

マインドフルネス

・高い方がいい
・平均点 3.06

今この瞬間への気づきを高め、「慈悲と慈愛の心」を育む

過剰同一性(*)

・低い方がいい
・平均点 3.32

感情に圧倒され、否定的な考えで頭がいっぱいになる

自分の傾向を知って、セルフコンパッションを高める助けにしよう

点数が悪くても、落ち込む必要はありません。

まずは、悪いことも良いことも、全肯定しましょう。

自分と向き合い、自分を受け入れ、解決しようと行動をする。
これが大切です。

失敗することも、うまくいかないことも、
もちろんあります。

それも全部受け入れて、
解決しようと行動して、

より良い自分らしい人生を手に入れましょう。

セルフコンパッションの高め方

いくつか方法がありますが、
最初はこの2つに取り組みましょう。

5分の呼吸

腹式呼吸をします。

呼吸に集中します。

肺が膨らむ感じ、
お腹が膨らむ感じ、
横隔膜の動き、
肋骨の動き、
背中の膨らみ、
血液によって酸素が体を巡るイメージ、
体内の老廃物を出そうとするイメージ、

などに集中します。

マインドフルネス

上記のように呼吸をします。

呼吸をしていると、いろんな考えが浮かんできます。

そんな時こそ浮かび上がる考えをひたすら静かに観察しながら、
意識を呼吸へと戻していくようにします。

この練習を繰り返すと、自分の思考との距離を保つことができるようになります。

何が起こっているのかというと、
脳が勝手に、未処理・未解決なことを処理しようとしているだけです。

気にせず、意識を飛ばしておいてください。

要は、あなたがその意識をただ受け容れ、観察できればいいのですから。

【参考】石村 郁夫. 『ストレスに動じない最強の心が手に入る セルフ・コンパッション』