ファスティング、準備期

準備期

ファスティングに向けてのウオーミングアップとして、
食事の内容や量を調整していく期間を、準備期(プレ パレーションフェイズ)といいます。

準備を充分にせずにファスティング期に入ると、
急激な食事量や塩分量の減少により頭痛や吐き気などの症状が現れやすくなるだけでなく、
ファスティングの効果事態も出にくくなることもあるので注意が必要です。

また、心の準備ができていなければ精神的ストレスも大きくなり、
すぐにファスティングをやめてしまうというケースも多くなります。

逆に、心身の準備をしっかりと整えてからファスティングに入れば、
食べないことへの精神的ストレスが軽減したり、
ファスティング期に脂肪燃焼モードに入るのが早くなったりと、
より多くの効果を得ることができるのです。

準備期はファスティング日数と同じだけ確保できるのが理想的とされていますが、
日程的に困難な場合は、1日は確保しましょう。

【準備期の食事】

6日間のファスティングであれば、
準備期の1~3日目は玄米を中心とした穀菜食と魚介類、
4~6日目は柔らかく炊いた玄米粥中心の食事が理想的です。

準備期には、徐々に食事の内容、量を減少させていき、
高たんぱく、高脂質な食事や過剰な塩分摂取は控えましょう。

ファスティング開始に近づくにつれ、
玄米ご飯から玄米粥へ、おかずを通常の物から柔らかい野菜や芋の煮物へ、
というように徐々に消化が良いものをボリュームを抑えて摂取します。

【6日間ファスティングをする場合の準備食例】

【避けるべきもの】

ファスティングの効果を最大限に出すために以下のことについて注意していきましょう。

1. 嗜好品
たばこやお酒、菓子類などの嗜好品は、断食中は食べられなくなるため準備期から慣れておきます。

2. 動物性食品
肉類、牛乳・乳製品などは、摂取を極力控えましょう。

3. 塩分
ファスティングドリンクは、塩分ゼロのため、急激な血管拡張は頭痛の原因となります。
事前に減塩食を心掛けることで頭痛の可能性は低減します。

(参考)
宮城島大樹 究極のファスティング